2022.04.05
【お宮参り】大切な一日の服装選び
- お宮参りとは、生まれてきたばかりの赤ちゃんの健やかな成長を祝うイベントです。お宮参りは、産後から初めての大きなイベントになりますが、新しい赤ちゃんとの生活に不慣れな状況でのイベント準備は大変ですよね。
服装については何を着ればよいのか、悩んでしまう方も多いのではないのでしょうか。イベント事では、家族揃って記念写真を撮る事が多いので、きっちりとした服装で参加したいですよね。
お宮参りの時の服装について、ママと赤ちゃん、父親の基本的なマナー、おすすめのスタイルをご紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。
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お宮参りって?
この行事は、生後1ヵ月前後になった赤ちゃんと一緒に神社へ行きお参りをして、健やかに成長できるように今後をお祈りする行事になります。
赤ちゃんが初めて生まれたご家庭の中には、どこで何をして、何を着れば良いのか分からない、という方が多いのではないしょうか。当日にスムーズにみんなでお祝いできるように、当日の必要な持ち物や、基本的なマナー、時期と服装も一緒に確認していきましょう。
お宮参りで何をするのか流れを知っていき、当日のスケジュールも立てていきましょう。
近所に産土神社がいくつかあったら、好きな神社を選びましょう。その神社に思い入れがあったり、自宅から近いからという理由で選んでも良いです産土神社でなくとも、お寺や、みんなが知っているような神社を選ぶこともありますが、ママと赤ちゃんの体調や、移動距離を考慮しながら身体に負担がかからないように産土神社を選ぶと良いですね。
お宮参りは、神社に参拝して、ご祈祷を受けます。
お参りの決まりは厳格にされているわけではないので、いつも通り普通に神社に参拝するように、お賽銭を入れ、お祈りするだけでも特に問題はありません。イベントの前や、終わった後などに、家族で記念写真を撮ったり、みんなで集まって食事会をする事もよくあります。
家族や開催する地域によっては細かいしきたりが異なる事があるので、事前によく確認しておきましょう。お宮参りは、昔からある伝統的な神事ですので、今でも多くの家庭でお祝いされています。古くから赤ちゃんの誕生と神様の存在が大切にされてきたのが感じられますね。
お宮参りに込められた願い
お宮参りは、赤ちゃんの健やかな成長と長寿を願って行われる古くからある行事になります。
まだ医療技術が発達していなかった時代に、長く元気に成長できるようにと、祈りを込めたのが始まりとされています。神社でご祈祷することで神様からのご加護を受けられるとされていました。
また、神様への挨拶という意味と、無事に赤ちゃんが誕生した事への感謝を伝える行事でもあります。
産土神(うぶすながみ)という、赤ちゃんが生まれた土地に宿る神様に参拝します。産土神が祀られているのは産土神社になりますので、その神社に参拝し、赤ちゃんの今後の健やかな成長を祈り、無事に誕生してきたことへの感謝を伝えましょう。そして初穂料(はつほりょう)を納めて無病息災を祈ります。
開催の時期
正式なお宮参りのしきたりは、男の子であれば生後31日目から32日目、女の子であれば生後32日目から33日目に参拝します。一般的には生後1ヵ月で行われることが多いので、土地神様である氏神様に赤ちゃんが無事に生まれた事を報告して健やかな成長ができるようにと願います。必ずしきたり通りの生後1か月の日にちで行わなければいけないという決まりはありません。
徐々に外出し始める1ヵ月健診の後くらいが目安になりますが、体調が良い時期に調整して開催すると良いでしょう。3か月くらいまでに行うのがお勧めです。
しかし産後の母体は体調が安定しないことが多いので、生まれたばかりの赤ちゃんも含めて母子ともに、真夏や真冬の外出は体調を崩す可能性があります。親族の予定も確認して、体調も合わせて考えて、無理のない日程で開催すると良いですね。
お宮参りの最中には赤ちゃんや家族と記念写真を撮りたいという方も多いでしょう。生後時間がたつにつれて赤ちゃんの顔立ちもはっきりしてくるので、赤ちゃんの姿をどのように残したいかによって、タイミングも考えていくと良いですね。生後1ヵ月と3ヵ月では顔立ちが違うので、新生児に近い状態で思い出に取っておきたいという方は、生後1ヵ月で写真撮影をすると良いです。生後3ヵ月になると首がすわるので、表情、顔つきもはっきりとしてきますので、新生児の時とは違う写真を残すことができます。
百日祝いという、赤ちゃんが一生食べ物に困らないように願う行事も近いので、お宮参りと百日祝いの写真を一緒に撮る事も可能です。
場所
古くからのしきたりでは、赤ちゃんが生まれた土地の守り神である産土神の祀られた神社に行くものでしたが、今では特に決まりはなく、産土神以外がいる神社で参拝するかお参りしても問題はありません。
赤ちゃんが生まれた土地、またはこれから育って行く場所から近い場所の神社にお参りに行くのが一般的になります。
神主さんに祝詞(のりと)を読んで貰える神社ならば、どこで参拝しても変わりありません。
有名な神社で参拝したいという方も多いですが、赤ちゃんとママの体調を考慮して、あまり長距離になる遠出は好ましくありません。お宮参りには、自分が住んでいる地域の産土神様への新しく誕生した赤ちゃんのご報告という意味もありますので、近所にある神社にご挨拶に出かけておくのも良いでしょう。
お寺に参拝される方もいますので、両家に確認しておくと安心です。
当日にすること
お宮参りといってもあまりなじみがなく、実際にどんなことをするのか、あまり知らないという方も多くいらっしゃいますよね。
お宮参り当日に写真撮影や食事会を行う場合は、午前中にお宮参りと写真撮影を行い、お昼頃食事会をするというケースが多いです。しかし、必ずこの流れで行わなくてはいけないという決まりはありません。
事前に神社へ予約や申請が必要な場合もありますので、当日までにどのようなスケジュールで進めていくか確認しておくようにしましょう。
参拝とご祈祷
神社に参拝してご祈祷を受けます。ご祈祷を受けずに参拝だけで済ませても問題ありませんので、その日の体調を考えて進めていきましょう。拝礼するときは二礼二拍手一礼の作法に従うのが基本になります。無事に赤ちゃんが誕生してきたことに感謝し健やかな成長を願いましょう。
記念撮影と食事会
親族が揃うイベントなので、記念撮影の良い機会になります。境内で撮影したり、フォトスタジオで撮影したりする事もあります。お宮参りの後は食事会が行われる事が多いので、レストランや料亭でお祝いしたり、自宅お祝いしたりとご家庭によって様々です。体調や予算、参加者の予定などを考えて適切な場所を選んで祝いましょう。
熨斗袋に入れた謝礼
お宮参りでご祈祷を受ける際は、初穂料(はつほりょう)と呼ばれる謝礼を神社に納めるのがマナーになります。相場は5千円から1万円程度になりますが、固定の金額が決まっている神社もあるので、確認をしておく事をおススメします。のし袋は蝶結びの水引が付いている紅白のものを用意しましょう。蝶結びの水引は何度あってもうれしいことに使います。結び切りやあわじ結びの水引は1度きりが望ましく2度あって欲しくない事に使うので、お宮参りには相応しくありません。のし袋を用意できない場合には白封筒で代用すると良いでしょう。のし袋、白封筒の上部に「御初穂料」、下部に赤ちゃんの名前を書くのが正式な書き方になります。神社によっては、のし袋を入れずに直接受付で支払う事もありますので、予約する際に金額と一緒に確認すると良いです。
持ち物
お二人にとっても、お子さんにとっても大切なお日にち。できれば忘れ物はなく、素敵な思い出にしたいですよね。
持ち物を忘れないことも重要ですが、当日はお子さんを抱えて行動することが多いので、荷物を出しやすい状態にしておくこともポイントです。
必要なお荷物は用途別に分けて整理しておくといいでしょう。例を挙げると、おむつセットと授乳セットで分け、参拝先に渡す初穂料は別のバッグに入れるなどします。必要なときに必要な物がすぐに取り出せるので便利です。
参拝先や食事をする場所などについて事前に確認して、必要な持ち物を明確にしておくことも良いですね!ご希望を受ける社殿の様子や、食事会を開催する場合はお店の環境など、込み具合などの情報を見ておきましょう。把握しておくことで、具体的に必要な物が分かるので、準備をする際に役立つでしょう。
おむつ替えや授乳の間隔が短いので、お世話用品は外出時にも必須になります。季節を問わず汗をかきやすい赤ちゃんのために肌着などの着替えは複数準備すると安心です。
ミルクを吐き戻したり、おむつ替えで服が汚れてしまったりすることもあるので、家にいるときよりも着替える回数が増えることも考えて肌着を多めに持って行くと良いでしょう。
大人のようにうまく体温調節ができませんので、赤ちゃんの体温をうまく調節してあげましょう。夏は日焼けや虫刺されなどの対策も必要になります。時期によって必要なアイテムは異なりますのでその時期に適した物を持って行きましょう。
万が一のときに必要となる、母子手帳、保険証、乳児医療証を用意しておくとより安心です。
お宮参りの母親の服装
お宮参りの際の服装にルールはありません。しかし基本的なマナーを押さえることが大切になります。お宮参りをする場合、ママは、セレモニースーツ、ワンピースを着る方が多いです。
それぞれ選ぶときの基本的なマナーについて見ていきましょう。
▶着物を着る場合
正礼装は黒留袖(くろとめそで)になりますが、訪問着や色無地、付け下げでも問題はありません。季節によって着こなしに変化をつけたい場合には、暑さが厳しい真夏の時期は単衣の着物、それ以外の時期は袷の着物を着ると季節に合った装いになります。
▶スーツを着る場合
セットアップスーツもお宮参りの際に人気の服装になります。ワンピースの上にジャケットを羽織るだけでもフォーマルな装いにもなります。赤ちゃんを抱えている時間が長いので、転びやすい高めのヒールは避けて、安定した履きやすい靴を合わせるのがお勧めです。
▶ワンピースを着る場合
お宮参りでは、着物がない、身体を締め付けたくないなどの理由でワンピースを着るママも多いです。ワンピースを着る場合は、夏などの暖かい時期なら、半袖や七分袖のワンピースが良いでしょう。春や秋は肌寒い時期なので、カーディガンやストールなどの羽織りを身に着けて防寒対策をしましょう。冬の寒い時期にお宮参りをする際は、暖かい服装で防寒対策をする事が欠かせません。冬にワンピースを着るのであれば、ジャケットを合わせられます。待ち時間や移動時間には体が冷えやすいので、コートなど、羽織れる上着を持って行きましょう。
お宮参りは、出産1ヵ月を過ぎた頃に開催されるイベントですので、ママの服装は、できるだけ体を締め付けないような、負担が比較的少ないものを選びましょう。
体はまだ充分に回復してきれておらず、疲れやすい時期になります。着ていて苦しいような服装は避けた方が無難です。生後1ヵ月頃の赤ちゃんは授乳をする回数が多いので、授乳がしやすい装いで参加するのが望ましいです。
授乳口付きのワンピースなどを着ると、出先でも授乳がしやすいのでオススメです。産後の体形変化が気になるママは、体形をカバーできるようなデザインの服装を選びましょう。
和装スタイルでのお宮参り
黒留袖、色留袖、紋付きなどの訪問着が正装ですが、最近では色無地、付け下げも多いようです。ピンクやベージュ、ライトブルーやライトグリーンといった淡い色が定番で、赤ちゃんが引き立つようになります。
訪問着に合わて付ける帯は「柄のある表地」と「無地の裏地」を縫い合わせた帯袋です。帯留めや帯揚げも薄い色のほうがフォーマルに見えます。下着は、訪問着は白か淡い色の長襦袢を着用します。長襦袢に付ける半襟も同様に白か淡い色を選ぶのが良いでしょう。
着物を選ぶ際は、主役の赤ちゃんの産着よりも派手にならないように気を付けましょう。赤ちゃんが引き立つような控えめな色や柄の着物を選ぶと良いですね◎
洋装でもOK!手軽な洋装お宮参り
普段から洋装を着用する人が多いので、種類もお店も多く色々と選ぶことができます。ネット通販で手軽に購入できるのも魅力です。マナーを守った装いを意識して、手持ちの服でコーディネートしてしまえば、新しく購入しなくても良いですね。
洋装の場合は、当日に着付けの必要がないので和装よりも楽に着用することができます。自分1人でも、準備しやすいので、手軽にお宮参りをしたいと思う方や、お忙しい方にもおすすめです♪
赤ちゃんと外出する際は、授乳をしなければならないので、服装も気になってしまいますね。和装でも授乳は可能ですが、慣れない服装になるので、着崩れをしてしまいがち。
洋装の場合は、授乳服のワンピースや前開きのブラウスを着る事で、手軽にスムーズに授乳することができます。動きやすい事もメリットの1つになるので、オムツを替える時、抱っこをする時も楽になります。大きな荷物も持ちやすいので、一緒に参加する家族が少ない時も安心です。
赤ちゃんの吐き戻しなどで服が汚れることがありますので、万が一汚れが付いてしまった際にも、洋装なら自宅で洗ったり、クリーニングにすぐ出せたりと、比較的お手入れが簡単です。
普段なかなか着用しないセレモニースーツはレンタルもおすすめです!必要な時に合わせて、利用することができるのはとっても嬉しいですよね♪
服装に合わせた靴選び
境内は砂利道、石畳が敷いてあったりと、歩きづらく感じる事があるかもしれません。洋装に合わせる靴は、転倒しないような歩きやすい靴を選びましょう。和装ならば、着る着物の格に合わせた草履を履きましょう。
素足での参拝は好ましくありませんので避けましょう。洋装の場合は、ストッキング、和装の場合は、足袋を用意するのが一般的です。
赤ちゃんをお世話したり、抱っこしたりすることが多いママは、安全性を重視して安定するものを選ぶ事をオススメします。履き慣れている高さの靴があるなら、境内の砂利道、石畳も安心して歩くことができます。参拝先がどんな道なのか、予め確認しておくのも良いですね。
【洋装】
パンプスを選ぶ時も、できるだけヒールが太い低めの靴か、ストラップ付の靴を選ぶと安心ですね。ヒールがないフラットな靴を選ぶと、安全性が増します。服装の色合いに合わせて控えめなデザインや色の靴を選ぶと、お宮参りに馴染むかと思います!
【和装】
準礼装の訪問着、略礼装の色無地、付け下げを着る方が多い、和装での参拝は、着物の格に合わせて、色と草履の高さを選ぶのが良いでしょう。お宮参りの際には、4cmから6cm程度の安定感がある草履が安心です。
お宮参りを含めたフォーマルなイベントでは、草履の台と鼻緒が同じ色・同じ素材の草履にすると統一感が出るのでオススメです。白や淡い色(オフホワイト、ベージュ)の草履を合わせると、上品に決まります。落ち着いた色のエナメルの草履があると、幅広い場面で使えてコーディネートも楽になります。
冬の参拝で足元が冷え込む際は、足元の防寒対策もしっかりしましょう。洋装の場合は、厚手のストッキングを用意したり、和装の場合は、足袋を二重に重ねて履くのもお勧めです◎
お宮参りの服装ー赤ちゃん、父親編
主役である赤ちゃんの服装に決まりはありませんが、ベビードレスや着物(祝い着)を着るのが一般的です。ママやパパの服装と合わせて、全体に統一感が出るようにするのがお勧めです。
赤ちゃんの服装
お宮参りの時に赤ちゃんが着る着物は、産着と呼ばれる白絹の着物(肌着の上に白羽二重)というものを着て、掛け着(祝い着)を身に付けます。昔は赤ちゃんの正装でしたが、白羽二重は高価で、お宮参りでしか着ることがないので、現在では実用的ではないと考えられるようになりました。
掛け着だけを活用して、白羽二重の代わりにベビードレス、カバーオールなどのベビー服を着用するのが多くなりました。現在では、着物を模した紋付き袴ロンパース(カバーオール)や、女の子用の袴ロンパースもあるので、掛け着と組み合わせてコーディネートしてみても楽しい装いになりますね。
洋装を着るなら、フォーマルな場に合うセレモニードレスが主流です。記念写真を撮影することも考えたら、着なれている普段着よりも、ちょっとよそ行きのものや、おろしたてのものを着て、特別感を出したいですね。
縁起のいい小物アイテム
それぞれの小物には、赤ちゃんの成長と健康、そして幸せを願う意味があります。縁起が良いとされている小物を使って、赤ちゃんの祝い着に付けて、古くから神社に参拝しています。
小物の種類は、地域によって様々になりますので、自分が済んでいる地域の習わしがよく分からない時は、事前に地域の方に聞いてみるなどして確認してみましょう。小物だけではなく、参拝の仕方とお祝いする時期も家庭やそれぞれの地域によって違う場合があります。
伝統的な行事のお宮参りですが、今は自由な形も増えています。地域やご家族と相談して行うのが良いですね。
小物は、必ず用意しなければいけないということはありませんので、小物なしで参拝する家庭も多いです。昔ながらの習わしに沿ってお祝いをしたい、お宮参りの雰囲気を満喫したい、という場合は準備をしておきましょう。
お宮参りの小物は数種類あります。そして、赤ちゃんの幸せを祈る願いがそれぞれに込められています。代表的な小物の理由や意味をご紹介させて頂きます。
お守り袋
名前の通りで、お守り袋はお守りの為の袋になります。多くはお守りに鶴が描かれており、これは長寿の象徴で、赤ちゃんが健やかに長生きできるようにという願いが込められています。赤い房が女の子用、白い房が男の子用になります。
でんでん太鼓(おもちゃにもなります)
宮中雅楽の振鼓(ふりづつみ)という楽器がでんでん太鼓の起源になります。柄の部分から、太鼓の叩く部分まで全て丸く作られています。穏やかで裏表のないような性格に育つようにという願いが込められています。太鼓の音には災難や悪霊、悪いことから守る効果があるとされていました。お宮参り後には赤ちゃんの部屋に厄除けの願いを込めて飾ると良いとされています。
のし扇子
扇子は、八の字のように末広がりになる形から、末広という、縁起の良い小物です。今後歩む人生が、赤ちゃんにとって幸せでありますように、という願いが扇子に込められています。扇子に赤ちゃんの名前と生年月日を書き、のし袋に入れて着物に付けます。扇子が入っているのし袋は、多くは白色の麻紐で結びます。白色の麻紐は、麻のように強く育ち、白髪が出るまで長生きできるように、という意味を持ちます。
犬張子(いぬはりこ)
その名前の通り犬モチーフの小物になります。健やかに成長し病気にかからない子犬にあやかって、たくましく元気に成長しますようにという願いが込められています。厄よけとしての役割もあるので、お宮参りが終わった後は赤ちゃんの近くに置き、3歳の七五三をの時に神社に奉納する事もあります。
紐銭(ひもせん)
紐銭は関西の方で用意している方が多い縁起物になります。帯銭(おびせん)とも呼ばれ、赤ちゃんが一生においてお金に困らないようにという願いが込められています。初めてのご祝儀として、親族や友人、近所の方などから赤ちゃんへ5円(ご縁)や50円(ご重縁)を12か月分の12枚を紐で結んだ物を持ちお宮参りをしたと言われています。現在はご祝儀を紅白、あるいは金銀の蝶結びの水引が付いたご祝儀袋に入れ、袋の上部分に穴を空けて扇子と同じく白い麻の紐を通して、他の小物と結びつけます。初めての赤ちゃんへのご祝儀として、千円、三千円、五千円を贈るのが一般的になります。
帽子
生後1か月前後は、赤ちゃんが寒くない様、露出を控えて帽子をかぶせてあげましょう。生後1か月前後の赤ちゃんの肌は繊細で、気温の変化に敏感なので外でも体調を崩しやすいです。
何かあった時に頭を守るのにも、帽子は役立ちます。お宮参りで着物を着せるときは、大黒帽子もおすすめです。フリル、レース、刺繍が施された帽子は、写真映えを良くしてくれる効果があります。
よだれかけ
着物が汚れないようにするための小物です。最近ではスタイとも呼ばれています。赤ちゃんの肌トラブルの予防をするのにも、よだれかけは欠かせません。肌に付いたよだれを放置すると、かぶれ、かゆみの原因になってしまいます。出先でも細めにふき取りましょう。お宮参り用のよだれかけは、帽子と雰囲気を合わせたデザインが良いでしょう。フリルやレースの施されたデザインだと、華やかさを演出できるのでお祝いにぴったりです。
父親の服装
お宮参りの父親はスーツが多い印象ですが、着物を着ても何も問題はありません。着物男子が増えているので、お宮参りで着物を楽しんでみても良いでしょう。男性の場合、スーツと同等といわれるアンサンブル、長着と羽織の装いでOKです。しかしウールの着物はカジュアルすぎるのでNGになります。着物の場合は、御召や紬が良いでしょう。フォーマル感をもっと出したい時には、羽織袴もオススメです。基本の選び方は母親と同じですので、赤ちゃんが主役ですので、控えめな無地の着物や色柄やでシックな装いをしましょう。
季節に合わせたおすすめコーデ
母親の服装は、「ワンピース」「スーツ」「着物」と、大きく種類分けをすると3種類になります。洋装では、ワンピースやスーツを着用します。色は赤ちゃんの衣装が映える、黒、紺、白、ベージュなどの落ちついた色が人気色です。
ビジネススーツで特に問題ありませんが、フォーマルな雰囲気を出したいという場合は、セレモニー用のスーツが良いでしょう。
パンツスーツでお参りをするママも増えています。パンツスーツの時は、光沢のある素材だと、かしこまった印象になり、赤ちゃんを連れて動くには負担も少し軽減されるかと思います。
足元は、フラットシューズや、ヒールが低めのパンプスが良いです。境内は砂利道や階段が多く転びやすくなるので、滑り止めが付いている靴を選ぶと安心ですね。
産後1ヶ月頃はまだ産後の疲れが残っているので、体調も万全ではありません。着物は体を締め付けないようなもの、スーツはゆったりとしたサイズを選ぶなどして、身体に負担にならないような服装選びをすると良いでしょう。
スーツやセレモニースーツはあまり着なれなくてどんなものかイメージがつかないという方は、是非レンタルも検討してみてくださいね!
これからお子さんが成長していくにつれて、セレモニースーツや、フォーマルな装いが必要になる場面がいくつか出てくると思います。毎日着るものではないので、その都度体型や季節に合わせて、レンタルしてみるものおすすめです。
今回は、OTONA DRESSからいくつかセレモニースーツ、ワンピーススタイルのご紹介をさせて頂きます!ご参考になれば幸いです。
袖なしドレスは一見カジュアルに感じられますが、羽織物と合わせることで一気にフォーマルな印象に!
館内でも着用できるようなボレロやボレロジャケットは、一段と大人な印象にまとめてくれます。少しカジュアルっぽくなってしまうという時や、こうして羽織物やショールなどを合わせてみて、場に合ったコーディネートに仕上げてくださいね!
【2ピース】フレアワンピース
(グレー)
H1-381GRY-M
シンプルなワンピーススーツで、膝が丁度隠れるほどの程よい丈感が安心。
オールシーズン着用可能なワンピースなのが嬉しい♪
ワンピースとジャケットで全体がしっかり決まるので、普段セレモニースーツの着用などがなく慣れていない方にも◎
ツイードタイトドレス
(ブラック)
K1-352BL-M
ブラックカラーのツイードワンピースでしっかりしたタイプのワンピースデザイン。
秋冬シーズンの寒い時期にはぴったりです◎ゆとりのあるデザインではないですが、体のラインに沿ったタイトデザインで、
全体が綺麗にまとまります。
ケープ型ブラウス
パンツドレス(ブルー)
T3-362BU-M
ケープ型ブラウスつワイドパンツのセットアップは全体的に体系カバーをしてくれるデザインです。
爽やかな落ち着いた印象を与えてくれるパンツドレスで春夏の着用にオススメ。
セットアップは着脱もしやすく、お宮参りにもおすすめのデザインです。
【2ピース】
ワンピースアンサンブル
(ネイビー)
H1-379NA-M
全体の色味が青に近い明るめのネイビーカラーで、華やかな印象を与えてくれます。
フラワーレースのカットソー部分は、バックデザインが特徴的で、ワンピース1枚でもさらっと着こなす事ができます◎
広がりのあるスカートで、ウエスト部分が華奢に見え、スタイルアップに効果的なワンピースアンサンブル。
まとめ
お宮参りは生後1ヵ月を目安にして神社やお寺に参拝し、これからの赤ちゃんの健やかな成長を祈る行事になります。当日はご祈祷を受け、食事会や写真撮影をする方が多いです。
昔からの伝統的なしきたりはありますが、地域やご家庭に合わせてお祝いしていきましょう。マナーを押さえていれば、風習にとらわれる必要はありません。
服装では明確な決まりはありません。しかし、カジュアルすぎる服装は避け、赤ちゃんの衣装とマッチしたコーディネートを選ぶと統一感が出せます。
赤ちゃんの正式な服装は祝着(のしめ)を羽織る和装になりますが、ベビードレスで洋装をしても問題はありません。参列者は赤ちゃんをひき立てる装いを考えましょう。
OTONA DRESSで赤ちゃんと自分に合うコーディネートを見つけてみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんと過ごす初めてのイベントを良い思い出にしていきたいですね。
この記事を書いた人
OTONA DRESS
商品管理部
結婚式、同窓会、入園式や卒園式に活躍する、上品で洗練された大人のパーティドレスやセレモニースーツが豊富に揃う「OTONA DRESS」商品管理部ではトレンドに合わせて商品入荷を主に行っております。パーティドレスやセレモニースーツ着用の際に気になるお勧めのパーティドレスやマナーなどお役立ち情報をご紹介しています。